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戦前の外国映画

今日は公立高校の卒業式の日です

私は女子高だったので3月3日が卒業式でした

毎日、普通に顔を合わせていた友と今日でお別れしてそれぞれの道を歩んでいく日です


この時期になると10代の時に観た外国映画を思い出します

「舞踏会の手帳」←あらすじはここから飛べます

年の離れた優しい夫に愛情を感じなく生きてきて未亡人になってからのお話です

10代でデビューした舞踏会で踊った相手の名前を手帳に記していて

執事に頼んで住所を調べてもらって尋ねると言う設定でした

結果は幻滅と残酷なまでの現実を突きつけられる

最後は好きだった男性が亡くなり途方に暮れていた息子を養子に迎えるハッピーエンドでした

尋ねた時に池に写る若くて素敵な男性の顔がアップで。

えっ?と思うと好きだった男性の息子でした

思い出は美化しないでそのままそっとしておいた方が良いようです


「格子なき牢獄」も考えさせられました

少女感化院での出来事ですが複雑なのであらすじは省略します

刑期を終えて出ていく問題の多い少女を2階の窓から眺める

思いやりのある優しい院長が側にいる同僚に

「格子なき牢獄に繋がれているのは私達」と呟く。


今の日本人は自由を謳歌し何事も思いのままと錯覚しているのでは?

規律に縛られ他人の目を気にし友との付き合いにも気を遣う

心は見えない牢獄に繋がれているのでは???

思い出は思い出として封印していた方が美しいままで一生が終えられそうです

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